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WiiU版スプラトゥーンから爽快感と塗りの楽しさを引いた劣化版キルゲー

前作のSplatoonを2000時間近くプレイした所謂ガチ勢に近い部類です。カーボンローラーと3Kスコープカスタムでカンスト達成もしています。初心者から見るとまた意見も違うかもしれませんが、私の個人的な主観でレビューをします。

今作は擁護不可能なレベルに酷いです。まず、現在は何度かアップデートがされ、ほんの少しマシになっていますが、それでも酷い。そのなかでも特に酷い物を挙げていきます。

※以下、WiiU版スプラトゥーンのことを「初代」と表します。

・マッチング
バトルとかそれ以前の問題です。まずマッチングの時点で酷い。公式が「同じ実力のプレイヤーとマッチングする」と謳っており、初代よりも改善したのかと期待していましたが、むしろ”かなり悪化”しています。
まず、ブキの偏りが酷い。チャージャー3 vs シューター4が頻繁に起こります。ブキが公平になる方が少ないレベルです。
そして、肝心の実力も、マッチングで8人集める段階では、だいたい同じくらいですが、
いざ試合となり、4 vs 4にわけられると、「介護マッチ」と呼ばれる糞の塊のようなマッチングをされます。要は、強い人は弱い人と、弱い人は強い人と言う感じで、勝率を半ば強制的に50%に保とうとします。実際に、何度かガチマッチに勝利すると、明らかに味方が弱くなり、負けます。
逆に、何連敗もしてしまうと、味方が強く、勝手に勝てます。このくらい酷いです。アップデートで、少しこの傾向が弱くなりましたが、やはりこのようなことが起こっているように強く感じます。
そして、コレにより、本来S+の実力はなくても、偶然S+に上がったという人たちがなかなかSに落ちないため、「地雷」と呼ばれるプレイヤーが頻出してしまします。
もちろん、私がプレイヤー自身を責めているわけではありませんが、このプレイヤーのためにもこのマッチング方式は今すぐ廃止し、少なくとも初代程度のマッチングシステムに改善するべきです。

・ブキ、サブ、スペシャル
こちらも調整が酷い。まず、以前はヒッセンが強いと言われていましたが、S+のガチマッチでは使用数は多くなく、スシコラなどのジェットパック持ちばかりでした。そして、アップデート後は、イカスフィア持ちとスーパーチャクチがほとんどになりました。それもそのはず、例えばスプラシューターの場合、クイボ→チャクチ→クイボでほぼ100%敵が死ぬという糞さ。
スフィアに至ってははどう頑張っても一人では割り切れず、(対物強化を積んでも変わらず)広い確殺範囲に、敵インク上だろうが構わず高速に移動(ダイナモやリッターのイカ移動より早い)でき、敵に当たればに55ダメージが入る上、とてつもなく広い爆風が少しでもかすれば50ダメージという、全くテストプレイをしてないであろう強さ。調整がびっくりするレベルで下手くそです。
そして、初代に比べ、全体的に射程、集弾性、インク効率、弾速が下がっており、実力が出づらくなっており、運ゲーが加速してしまっています。ジャンプ撃ちなんか使い物にならないレベルです。
そしてなぜか塗り枠であろう「モデラー」と「わかば/もみじシューター」は集弾性や当たり判定が上がり、スプラシューターにも対面で勝ってしまうことがかなり多いくらい強くなっています。そういうブキではないと思うのですが。
更にダイナモのオモチャ化。ステージにもよりますが、シューター対面はまず負けます。
AIMがいくら合っていようが、縦振りはほぼ2確。振りの遅さは前作同様なのに1確範囲が狭く、更にその範囲でもブレがあり倒せないこともかなり多く、塗りもリッターのノンチャージ連打のほうが塗れるくらい弱いというまさにゴミです。
初代の最後の方では普通に他の武器と同レベルの調整に達していたと思いますが。それなのに、爆風の広さがそのままのノヴァブラスター(インク効率は下がりましたが問題はそこじゃない)など、調整がグダグダ。サブはなぜか「スプラッシュボム」が強化されています。これは調整の意図が全くわかりません。初代から強すぎるレベルだったのに更に強化するというのは謎すぎます。アップデートで更に修正される予定ですが、正直期待できません。

・ステージ
1からすると、ゴミオブゴミなステージが多いです。個人的には「ガンカゼ野外音楽堂」と、「タコツボスポーツクラブ」は本当につまらないの一言。ガンカゼは必要のないオブジェクトが多すぎる上、塗れる場所が少なく、スプラトゥーンの「塗り」という要素を全否定しているようなステージです。初代のホッケふ頭と同レベルです。
タコツボは洗浄手前の自陣が狭すぎ、ボムが意味がわからないレベルで強いです。クイックボムを3発投げれば敵が死にます。坂もあるのでスプラッシュボムもかなりの頻度で死にます。メインとサブが逆なんじゃないかというレベルでサブ投げステージです。
ここまでは良いとしても、「ガチヤグラ」だけは完全に擁護不可能。途中で完全にヤグラが通路に隠れるという欠陥仕様。チャージャーを使わせる気がありません。

・視認性
画面上に無駄なものを表示しすぎです。カンモンというシステムの導入により更に文字が邪魔になる上、インクの反射等により敵が見えないという欠陥もあります。反射は前作程度で十分です。
そして個人的に一番改善してほしいのは、インクの色です。色が濃すぎるため、かなり目が疲れる上、敵がインクを泳ぐ飛沫が非常に見えづらいです。色覚サポートも、色を固定するだけで、その色も濃い色なので、全く意味がないです。もう少しプレイヤーライクになって開発していただきたい。

・ギア
人速度が弱体化され、玉を発射しているときの移動速度アップが薄くなりました。金網の上をゴキブリのようにあるき回るのがとても楽しかったのですが、それができにくくなりました。弾速とあいまって爽快感を下げる要因となっています。
ただ、人速スプラシューターは現環境では猛威を振るいそうなので難しところかもしれないです。
あと、まずギアの種類が多すぎる上、重要なものが多く、特に爆風軽減は必須レベルになっています。逆に使われないギアは山ほどあり、調整が出来ていないと感じます。

・ラグ
コレに関しては初代より酷い。念のため環境を載せておきます。

光回線(実行速度200Mbps、ping20程度)、有線LANアダプタ使用(スピードテスト50Mbps)

初代のような大幅なラグは殆ど見ませんが、少しのラグがかなりあるように感じます。打ち合いの途中に、いきなり短距離ワープしたり、スプラッシュボムの直撃爆風を食らっても、ノーダメージで普通に通り過ぎたということも何度かあります。

そして酷いのは、敵の後ろにいる時に、敵が前を撃っているにも関わらず、何故か後ろにいる自分に攻撃が通るということが、かなり多いです。今日もプレイしていましたが、2回ほどありました。録画はしていなかったので、確証はありませんが、初代にはなかったのは間違いないので、ラグが酷いのは間違いないです。というより、ラグを誤魔化しているように見えるのは私だけでしょうか?途切れ途切れの座標データを強引につなげ合わせているように見えます。もちろん、プレイヤー側の原因もあると思います。

最近は、不安定なモバイル回線でプレイする輩が多いようで、ナワバリバトルでは回線落ちもかなり多いです。良い環境は良い環境同士、悪い環境は悪い環境同士、というマッチングをより行ってほしいところです。改善しないと、プレイヤーが激減する要因になると思います。

こんなところです。
あとひとつだけ。飛んでくるインクの見た目と判定が異なることが異常なほど多いです。
特にダイナモローラー。ジェットパックの修正を見て思ったのですが、ダイナモローラーの敵のインクの当たりやすさが上がっているのかな、と。これがもし本当ならいい加減な調整をしすぎです。1から作り直すレベルです。

ただ、この内容は、スプラトゥーンが好きだからこそ述べています。Nintendo Switchはスプラトゥーン2のために購入しましたし、スプラトゥーン2も発売日に購入し、既に400時間以上プレイしています。だからこそ、改善してほしいということです。

もちろん、ここに書いたところで無駄ですし、どうあがいても初代には敵いませんが。
とにかく、私は初代のような楽しい「塗りゲー」がしたいのです。現在は完全に「キルゲー」か「死にゲー」なゴミです。