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落ちぶれた任天堂

任天堂はゲーム自体のクオリティが高いだけでなく遊ぶ人に喜びを提供しようという真心のあるゲーム会社だと思っていた。それがどうだろう、今作ではランク一桁と二桁が綺麗に割れてチーム分けされた瞬間を何度も見た。当然一桁側の初心者勢はベテランプレイヤー勢から理不尽な洗礼を受ける。こうなればリスキル(生き返る地点での即殺)という事態も多々あり、楽しみながらキャラクリエイトした自身の分身が抗う術もなく無情に惨殺されていく姿を見て子どもはもちろん大人だって傷つくだろう。

煽りイカという倒した相手の前で素早くイカになったり人型に戻る動作を繰り返しバカにする嫌がらせ行為も横行している。まだランク1の初心者にこれをしている高ランクプレイヤーを見かけ閉口した。もはやこれはベテランプレイヤーのストレスの捌け口の場、体のいいイジメの場ではないか?

オンラインに繋げば更新も入る以上、このマッチングシステムはいつでも修正できるはず。それをしないという事は任天堂はイジメを推奨するというのだろうか。e-Sportsの為の難易度だというなら尚更スポーツマンシップが息をしていない異常事態だ。柔道の黒帯の有段者が柔道を始めたばかりの右も左も分からない白帯初心者を嬉々として投げ飛ばすだろうか。投げ飛ばされた初心者は受身もとれず骨折するではないか。ゲームであれば心が折れるとなる。

ゼノブレイドの最新作も評判が良くないのを見るに、任天堂は真心の消失と共に才能も枯渇してしまったのかもしれない。ユーザーの意向無視で独りよがりな作品を作り続け衰退したスクウェア・エニックスの姿と重なる。人を楽しませるゲームを作るということをどうか思い出して欲しい。あなた方を応援し続けたファミリー層やライト層が、楽しもうとゲームを始めて暗い顔になる為に作品作りをしてきた訳ではない筈だ。

これだけの人々が訴えているマッチングシステムの改善について頑なに耳を貸さないという事はユーザーを見下しているという事。そんな腹でこれからもゲームを作り続ければ、ブランド価値は地に落ちユーザーから逆に見下される日が必ず来る。因果応報だ。

親御さんは初代スプラトゥーンが好きだったり、ゲームを純粋に楽しみたいお子さんにこのスプラトゥーン2を買い与える際は十分に考慮されたい。

画面の向こうの他人の悪意と、任天堂公認の理不尽を可愛らしい世界観を使って叩きつけてくるようなゲームである。